人生のうち最も多感で成長著しい、12歳から18歳の6年間。人間性の基礎は、この6年間で形づくられるといっても過言でありません。

その中高6年間のなかで、学力的にも人間的にも大きく成長するためには、何より「中学1~2年の間が大事」といわれることがあります。たとえば、この中高生活のスタートラインにあたる「基礎期」に、より良い教育環境で学校生活に馴染み、わが子が伸び伸びと、しかも自立的に学びながら、友達は先生と一緒に楽しい学校生活を送ることができれば、その時期に身につけた基礎力や生活習慣が、その後の、中学3年~高校1年の「充実期」や、高校2年~3年の「発展期」に大きく成長するための、確かなベースになってくるのです。

この大切な時期に、高校受験で分断されることなく、一貫した考えのもとで個々の生徒を見守り育ててくれる私立中高一貫校では、生徒自身がじっくりと自分と向き合い、将来の進路を含めた自分自身の生き方を考えるための、時間的ゆとりも生まれてきます。

まさに、こうした一貫性、継続性を持つ教育環境ならではの魅力や利点が、多くの小学生の保護者が、あえてわが子の進路に私立中高一貫校を選ぶ、最大の理由といえるのではないでしょうか。

この数年の間に、全国各地に公立の中高一貫校が続々と誕生しましたが、それらの公立学校の設立構想も、私立中高一貫校がこれまでに実現してきた成果や教育実践の事例を見本に、その良さや利点を生かそうとする試みに他ならないのです。

一方、2012年4月からは、新しい『学習指導要領』が公立中学校に導入され、そこでは“脱・ゆとり”が標榜され、公立学校における学習内容も、再びボリュームを増そうとしています。そして、先の3月11日には、東日本大震災という未曾有の大災害が日本列島を襲い、その大きな傷跡が、わが国の経済はもちろんのこと、さまざまな活動や人々の価値基準に、大きな影響や変化をもたらそうとしています。

そうした大きな転機にある現在だからこそ、来春以降にも、私立中学校(=私立中高一貫校)が、変わらぬ多くの小学生の家庭から、わが子の進路として選ばれ続けることになると、私たちは予想しています。

(弊社代表/北 一成)